尾瀬国立公園の木道を直したい!

牛首付近の木道
牛首付近の木道

「木道」とは、湿地や岩場などに板や丸太などを敷き並べて作られた遊歩道のことです。登山やハイキングなど、レジャー目的で尾瀬に訪れた人たちはもちろん、公園の自然環境を守っている人たちや山小屋のオーナー、歩荷さんも、生活や仕事のために木道を使います。

 

木道の寿命は、およそ710年ほど。尾瀬には、全長約65kmほど木道があり、傷みのひどいところから優先的に、木道を管理する国や自治体、土地所有者によって少しずつ修繕・新調を繰り返しています。

三平峠付近の木道
三平峠付近の木道

しかし、限られた予算の中で整備を進めるため、そのスピードには限界があります。


現在も、腐りかけていたり、壊れていたりするものの、そのままの状態になっている木道が至るところで見かけられます。尾瀬の一ノ瀬〜三平峠〜三平下区間で傷みが進んでいる木道を見つけたとき、管理元である群馬県に直接、どうにかして木道の修繕を進められないか相談に伺いました。

 

すると、やはり行政の予算だけではなかなか進められないとのこと。「それでは、必要な資金が別途確保できれば修繕できるのか」と尋ねたところ、「それはありがたい」とのことで、自分で資金を用意してお渡しすれば、それを木道の修繕のために活用することをお約束いただけました。

 

とはいえ、修繕には最低でも1000万円が必要です。自己資金だけではすぐに準備できる額ではなく、どうしたものかと悩みに悩んだ末、たどり着いた答えがクラウドファンディングに挑戦し、多くの方へご賛同を募る方法でした。

 

全国には34の国立公園があり、どの公園でも登山道の問題は多く取り上げられています。

 

もし自分が、個人として挑戦するこのプロジェクトを成功させ、国立公園における登山道の課題の一部を、解決に導くことができたなら。それは、他の33の国立公園や公園のために何かしたいと考えている人たちの背中を押す追い風にもなると考えています。


まずは、尾瀬国立公園に育てられ、支えられてきた自分が、尾瀬のためにできることを。

そしてその一歩が、ゆくゆくは同じ想いを持つ全国の人たちを勇気づけることに繋がれば嬉しく思います。

 

どうか応援いただける皆様からの温かいご支援を宜しくお願い致します